国内のSaaS(Software as a Service)ビジネスが実用段階に向かい始めた。実際にユーザー企業への急速な普及には、まだ時間を要しそうだが、SaaSを利用したサービス提供用のプラットフォーム(基盤)の準備が大手メーカーや通信事業者などの手により着々と進む。富士通やNECなどの大手メーカーはインフラとなるSaaS基盤を貸し出して、広範にアプリケーションを募る“場所貸し”ビジネスを指向。通信事業者は、大手メーカーからSaaS基盤の提供を受けるなどで、携帯電話などと連動した自社通信網の付加価値サービスの幅を広げようとする向きがある。役割分担が見え始めた最近のSaaS動向をレポートする。
週刊BCN「SaaS」取材班