欧州発の車載ソフトウェアの標準仕様「AUTOSAR(オートザー)」を巡って、組み込みソフト開発業界の見方が真っ二つに割れている。自動車には「ECU(電子制御ユニット)」と呼ばれる小型コンピュータが数多く搭載され、エンジンやハンドルなど重要部分を電子的に制御している。ECUごとに最適化した独自のOSやミドルウェア、ドライバーソフトを組み込みソフト開発ベンダーなどが受託開発しており、組み込みソフト業界の最重要ビジネス領域の一つに挙げられてきた。しかし、AUTOSARが普及すれば、ECUの組み込みソフト開発のボリュームが減るとの見方が出ているのだ。(安藤章司)