国産大手メーカー系ベンダーの2018年度(19年3月期)決算が出そろった。近年の構造改革の成果により成長軌道に乗るかに見えた富士通は、減収減益で事業売却の影響もあり売上高は4兆円を下回る結果に。一方で実行中の中期経営計画をわずか1年で仕切り直し、20年度を最終年度とする新たな3カ年計画により反転攻勢を目指すNECは、増収減益で連結純利益は従来予想を上回った。またIoT基盤「Lumada」事業が好調の日立製作所は、全社業績、情報・通信システムセグメントとも結果を残した。法人向けIT市場が成長基調にある中で、三者三様の現在地が見えてくる。(日高彰、山下彰子、前田幸慧)