3月決算の企業にとって新しい年度が始まった。情報サービス業界にとってリーマン・ショック以来の厳しい事業年度になるのは避けられない情勢だ。新型コロナウイルスの大規模感染の最初の犠牲となった中国が、すでに正常化し始めているなど明るい兆しは見えるが、一方で欧米は依然として深刻な状態にあり、国内は感染爆発の瀬戸際に直面している。昨年度(2020年3月期)までの国内システム構築(SI)プロジェクトについては、多少の期ずれは発生したものの影響は限定的との見方もある。しかし、今年度は受注が滞る可能性が高く、特に下期以降のSE稼働率の低下が懸念されている。(安藤章司)