グーグル・クラウド・ジャパン(平手智行代表)は11月25日、国内のパートナー戦略に関する記者会見をオンラインで開催した。同社では、この夏まで日本オラクルの副社長を務めていた石積尚幸氏が上級執行役員に就任し、新たにパートナー事業を統括する立場となった。石積上級執行役員は「日本のパートナーに対して、グーグルの素晴らしいソリューションを十分お届けできていなかった」と述べ、今後パートナー支援をさらに強化していく方針を強調した。

 同社サービスの提供に関しては、同日付でダイワボウ情報システム(DIS)とシネックスジャパンが、ディストリビューターとして新たに「Google Workspace」(旧「G Suite」)を取り扱うことが発表された。これまでも両社はChromebookの販売で実績があったが、Workspaceを加えることで、場所を選ばず働ける環境をより幅広い企業に向けて展開していく。

 また、コンサルティングパートナーとの連携を強化し、業種に特化したソリューションの開発を推進する。会見では、アクセンチュアの製薬会社向けプラットフォーム「INTIENT」の構築で、同社およびグーグルの両社で100億円以上の投資が行われたことが紹介されたほか、野村総合研究所がグーグルの技術を活用した在宅コールセンター基盤を開発した事例などが披露された。アクセンチュア、NRIとも社内にグーグル・クラウド専門の組織を設けているという。(日高 彰)