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グーグル・クラウド VMware環境のマネージドサービスを発表 今年下半期には東京リージョンからの提供も

2020/06/04 09:00

週刊BCN 2020年06月01日vol.1827掲載

 米グーグルのグーグル・クラウド部門は5月14日、GCP上でVMware環境のフルマネージドサービスを提供する「Google Cloud VMware Engine」を発表した。6月末までに米国内の2リージョンで提供を開始するほか、今年下半期中に東京を含む8リージョンからも提供する予定だ。

 Google Cloud VMware Engineは「vSphere」「vCenter」「vSAN」「NSX-T」「HCX」などを含むVMware環境を数十分でGCP上に構築できるという。オンプレミスのVMware環境のクラウド移行やモダナイズ、ハイブリッドクラウド、マルチクラウドでの運用を支援する。

 同社はGoogle Cloud VMware Engineについて、「冗長化された専用の100Gbpsネットワークを備えた高性能でスケーラブルなインフラ上に構築され、エンタープライズワークロードのニーズを満たすために99.99%の可用性を担保している。ビジネスクリティカルなアプリケーションをオンデマンドでスケーリングし、ビジネスニーズを迅速に満たすことができる」としている。

 グーグル・クラウドのVMware対応としては昨年7月、パートナーである米クラウドシンプルがGCP上でVMware環境のマネージドサービスを提供すると発表した。しかし同11月にはグーグルがクラウドシンプルを買収。同社の技術をベースにグーグルの自社サービスとしてGoogle Cloud VMware Engineをリリースした形だ。(本多和幸)
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外部リンク

グーグル・クラウド・ジャパン=https://cloud.google.com/