その他
ラボラティック Slack解析でマネジメントを支援 コロナ禍における組織課題を解決
2021/08/19 16:00
週刊BCN 2021年08月23日vol.1887掲載
「Slack」上のチャットコミュニケーション解析をベースとする組織開発ツールを手掛けるLaboratik(ラボラティック)が新製品「NEWORG」をローンチした。従来提供してきたコミュニケーションの可視化に加えて、チームの生産性向上につながる行動を週次で提示する機能を備えた。改善サイクルを短期で継続的に回すことで、マネジメントスキルの定着を支援する。
新型コロナ禍を契機としたリモートワークの拡大によって、多くの企業で組織としての活動状況の把握やマネージャー層の育成が困難になっている。NEWORGをその解決策として提案し、市場での存在感を高めていく考えだ。
ラボラティックは2015年に設立。早稲田大学の研究室などと共同で研究・開発に取り組んでいる。NEWORGはSlackにおけるメンバー間や部署間のコミュニケーションの量や流れを可視化するとともに、簡易なアンケート調査を基に組織の状況をスコア化する。その上で、組織心理学のフレームワークや同社が蓄積してきたノウハウなどを掛け合わせ、マネージャー層にチームの抱える課題を解消する気づきを提供する。例えば、チームメンバー内のコミュニケーション量に偏りが生じている場合は、メンバー間で業務目的や役割の共有が進んでいない可能性があり、ミーティングでの情報共有やメンバーに対して役割の確認・シェアなどを勧める。
すでにNEWORGは複数社が導入している。同社によると、既存の組織開発ツールはアンケート調査型が主流であり、定量的なコミュニケーション解析をベースとするツールはごく少数だという。アンケート調査は従業員の負担が大きかったり、正直な回答が得られなかったりなどの課題もあり、普段の業務に伴うコミュニケーションを分析する同社のツールは手軽に客観的なデータを入手できる点で強みがある。
当面は直販で顧客を開拓する。ツール導入前に「共有認知」や「心理的安全性」などへの理解を深めてもらう必要があり、セミナーなども合わせて展開していく。(藤岡 堯)
「Slack」上のチャットコミュニケーション解析をベースとする組織開発ツールを手掛けるLaboratik(ラボラティック)が新製品「NEWORG」をローンチした。従来提供してきたコミュニケーションの可視化に加えて、チームの生産性向上につながる行動を週次で提示する機能を備えた。改善サイクルを短期で継続的に回すことで、マネジメントスキルの定着を支援する。
新型コロナ禍を契機としたリモートワークの拡大によって、多くの企業で組織としての活動状況の把握やマネージャー層の育成が困難になっている。NEWORGをその解決策として提案し、市場での存在感を高めていく考えだ。
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