ソフト開発のラキールは、人事管理パッケージソフト「LaKeel HR」の販売を本格的に始める。まずは“戦略人事”に重点を置いたモジュールを先行発売して、来年度(2022年12月)中に給与計算や勤怠管理の機能を追加することで、人事総合パッケージに仕上げる。主な提供方式はユーザー企業ごとに個別環境を用意したSaaS方式で、販売対象は従業員数1000人超をメインに据える。徹底した部品化をしていることからユーザー企業の要望にそってカスタマイズも可能だ。今回のLaKeel HRはSaaS対応の基幹業務システム製品の第一弾となる。

 LaKeel HRが最も重点を置く“戦略人事”とは、人事評価を現場任せにするのではなく、営業や技術、スタッフの成績やキャリアなどの基礎的なデータに加えて、面談での発言、チームでの存在感、影響力といった数値化するのが難しい情報も取り込んで、多角的に分析することを指している。その上で、同業他社と比べて報酬は十分であるか、働く環境は適しているかなどの要素を加味して、生産性を高めたり退職予防の人事施策で先手を打つ。

 とりわけ、「優れた人材群のなかの退職予備軍に対して、複数の対策を前もって設定し、退職の方向へ傾かないよう実行力ある施策になるよう支援する」と、佐藤友彦・LaKeel HRプロダクトオーナーは話す。日々の人事管理の業務はできる限り効率化し、戦略人事により多くの時間を割けるようにする。
 
佐藤友彦 プロダクトオーナー