IDaaSは「アイデンティティ・ガバナンス」とともに、IAM(Identity and Access Management)領域の主要なソリューションである。しかし、IDaaSとアイデンティティ・ガバナンスが混同され、役割の違いが理解されていないことも多い。それぞれのソリューションの特性や役割を理解することは、ビジネス上のゴールを実現する上で重要である。そこで、今回はIDaaSとは何か、アイデンティティ・ガバナンスとの違いは何かを解説する。
アイデンティティ・ガバナンスとの違い
IDaaSはIdentity as a Service の略であり、クラウド型のアイデンティティ(ID)管理サービスのことである。主な機能としては、「認証サービス(多要素認証=MFA、リスクベース認証など)」「シングルサインオン(SSO)」「プロビジョニング」「ユーザーディレクトリ連携」「パスワード管理(主にパスワードリセット)」がある。
一方、アイデンティティ・ガバナンスはIGA(Identity Governance and Administrationの略)とも呼称され、アイデンティティの可視化とコントロールを提供する。主な機能としては、「アイデンティティのライフサイクル管理」「アクセス権の申請」「プロビジョニング」「ポリシー管理(職務分離=SOD)」「棚卸(アクセス権のレビュー)」「ユーザーディレクトリ連携」「パスワード管理(リセット・更新・同期)」がある。
IDaaSは「アイデンティティ・ガバナンス」とともに、IAM(Identity and Access Management)領域の主要なソリューションである。しかし、IDaaSとアイデンティティ・ガバナンスが混同され、役割の違いが理解されていないことも多い。それぞれのソリューションの特性や役割を理解することは、ビジネス上のゴールを実現する上で重要である。そこで、今回はIDaaSとは何か、アイデンティティ・ガバナンスとの違いは何かを解説する。
アイデンティティ・ガバナンスとの違い
IDaaSはIdentity as a Service の略であり、クラウド型のアイデンティティ(ID)管理サービスのことである。主な機能としては、「認証サービス(多要素認証=MFA、リスクベース認証など)」「シングルサインオン(SSO)」「プロビジョニング」「ユーザーディレクトリ連携」「パスワード管理(主にパスワードリセット)」がある。