その他

CS-C、ターゲット業種拡大で苦境克服 飲食と美容の2軸で伸長

2022/12/08 16:00

週刊BCN 2022年12月12日vol.1949掲載

 飲食業・美容業向けSaaS型マーケティングツール開発のCS-Cは、主力の「C-mo(シーモ)」の販売が好調に推移している。昨年度(2022年9月期)はコロナ禍の制約で飲食業を中心に依然厳しい事業環境にあったにも関わらず、9月のARR(年間経常収益)が前年同期比37.2%増の15億円、契約店舗数は同35.9%増の3984店舗に増えた。伸びた背景には、コロナ禍の2年半で主力SaaS商材の美容業ユーザーの比率が、数%から60%超へと大幅に拡大したことが挙げられる。ターゲット業種を増やしたことで業績が大きく落ち込むことを回避し、顧客数やARRの伸びにつなげた。
 
石黒博和 執行役員

 コロナ禍が始まる直前の20年1~3月期の主力SaaS商材の業種別比率は96%超を飲食業が占め、美容業は4%弱に過ぎなかった。その直後から飲食業を中心に厳しい制約がかかり、新規顧客の獲得が難しくなったが、「前々から準備していた美容業向けの販売活動を本格化」(石黒博和・執行役員営業本部部長)させたことで、1年後の21年1~3月期には飲食61%、美容39%へと構成比が大きく変化。直近では美容業顧客が6割へと逆転させることに成功した。

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