パソコンのOSといえば、誰でもウィンドウズを思い浮かべる。この市場に自社開発OSで挑むのが、今年3月設立のBerry Japanである。
これまでにもいくつかのOSメーカーがこの市場に挑んできた。しかし、いずれもマイクロソフトの牙城を崩すどころか、足元にも及ばない。
代表取締役兼CEOを務める大場章弘氏は、あくまで強気だ。不安もプレッシャーも見せない。パソコン向けオープンソースOS「Berry OS」に絶対の自信をもっている。
資本金2万5000円で設立したベンチャー。「技術力さえあれば顧客は集まる。看板なんか必要ない」と、体裁にはこだわらない。
7月1日に発売した一般消費者向けLinuxOSは、マルチメディアに特化し、アプリケーションもAV(音響・映像)関連にフォーカスした。「遊びのコンピュータ」という製品コンセプトの外にあるアプリケーションは載せない。直感的に使える分かりやすいインタフェースが売りだ。サーバー用OSは作らず、パソコンだけに的を絞る。
「ウィンドウズは色々な機能を搭載しすぎていて分かりにくい。それに、信用だけで買っているようにも感じられる。簡単で分かりやすいOS、パソコンをユーザーは絶対に求めているはずなんです」
つまり「Berry OSで、クライアントOSの世界を変えたい」ということ。
力んだ様子はまったくない。だが、あくまで意志は固い。
プロフィール
大場 章弘
(おおば あきひろ)1961年5月31日生まれ、静岡県出身。大学卒業後、飲料メーカー、自動車メーカー、IT企業の営業職を経て、Berry OS Japan(現Berry Japan)を設立。代表取締役兼CEOに就任。