日常の業務をこなしているうちに、ふと気づいた。「自分の想いは相手に伝わっているのだろうか」と。駒澤直季は、知識を高めるために大学に入学。ネットジャパンに入社して5年ほどが過ぎた頃だ。その知識に磨きをかけるため、大学院へと進む。今年3月に修士課程を修了した。
高校時代からコンピュータが大好きで、卒業後、あたりまえのようにエンジニアとしての道を歩む。IT関連製品・サービスの開発、そして自らも使う側として仕事に明け暮れていたとき、「製品のよさを伝えていきたい」と考えて、さまざまなメーカーの製品を販売するネットジャパンに入社。自社開発のバックアップソフト「ActiveImage Protector」を本格的に市場投入する際には、ビジネス立ち上げのメンバーに選ばれた。
ActiveImage ProtectorのQA(品質保証)やサポートを担当しているときだ。トラブル処理をしなければならない問い合わせもある。「あくまでも使っておられるのはお客様。お客様にとって最適な方法を見つけなければならない」と改めて実感した。顧客の状況や考えを汲み取りながら、自社製品の機能や使い勝手のよさを伝えなければならないという思いにかられた。「今の自分が本当に人の役に立っているのか」。そこで、社会人であり続けながら、大学、大学院へと進学を決めたのだ。
「もっと人と話がしたい」と、プロダクト エバンジェリストという立場になった。ネットジャパンにとってエバンジェリストという肩書きは初めて。だからこそ、自社製品を広めることに期待がかかる。「ActiveImage Protectorの知名度を高めていく」。相手を理解して、自分の想いを的確に伝える。そのために、今も自分磨きが続いている。(文中敬称略)
プロフィール
駒澤 直季
駒澤 直季(こまざわ なおき)
1980年11月生まれ。埼玉県草加市出身。修士課程(公共政策学)を修了。日立情報システムズ(現・日立システムズ)や、黎明期のCD-Rのライティングソフトウェア業界でのエンジニアリング業務、音楽業界のマスタリングスタジオ内でのDVD-Videoのオーサリング、デザイン業務などを経て、2004年にネットジャパンに入社。現在は、主にバックアップソフト「ActiveImage Protector」を中心に、プロダクト エバンジェリストとして顧客・パートナーとの信頼関係の構築に力を注ぐ。