「開発だけでなく、顧客と関われることが楽しい」。中国系のIT企業で技術畑を歩んできた楊棟は、クオリカ上海での仕事の魅力について、こう感じている。勤続年数は6年となり、これまでのキャリアで最も長くなった。
ITと出会ったのは10代の頃。学校でPCを使い、絵をかいたり、ファイルを作成したりしてITのおもしろさを知った。大学で本格的にプログラミングを学び、卒業後は技術者の道へ。ソフトウェア会社などを渡り歩き、技術を磨いてきた。
日系企業で働くのは、クオリカ上海が初めて。以前の中国系企業と比べると、環境は大きく変わったが、「毎日、お客さんと話ができるのが楽しい」。厳しい上下関係がなく、和気あいあいとした雰囲気も気に入っている。
中学生の時からサッカーを続けるスポーツマンの一面もあり、現在は趣味でフットサルに打ち込んでいる。週に1回程度、元同僚と一緒にボールを追いかけて汗を流し、仕事の疲れをリフレッシュしている。
妻と5歳の長男の3人家族。仕事が忙しく、夜はなかなか子どもと触れ合えないが、朝の会話は欠かさない。「やんちゃでうるさいけれど、やはり自分の子どもは可愛い」と日々の成長に頬を緩める。
独身の時は麻雀に熱中し、最盛期はほぼ毎日、麻雀卓を囲んでいた。家族ができた後は勝負の世界から離れたが、勝つためにどうすればいいかを考える麻雀の思考力は、開発や顧客の課題解決方法を探ることに役立っている。
仕事では、技術部門の先頭に立ち、常に大きな成果を上げるための道筋を模索している。「自分やチームの仕事をもっともっと認めてもらいたい」。眼鏡の奥で、勝負師の鋭い眼光を放った。(敬称略)
プロフィール
楊 棟
(Dong Yang)
1981年1月、中国・上海市生まれ。大学卒業後、上海市内のIT企業を経て、2012年3月にクオリカ上海に入社。現在は技術部門のリーダーとして、飲食店向け営業支援システム「TastyQube」の開発や運用、営業支援などを担う。