国産AIの存在感がじわり高まっている。NECはこの上期(4-9月期)の主力AIの「the WISE(ザワイズ)」関連の商談案件が前年同期比でおよそ3倍に増加。2020年までに累計3200億円の売上目標を掲げる富士通の「Zinrai(ジンライ)」も、今年度に入ってからの関連ビジネスの商談数がほぼ倍増で推移している。NTTデータもNTTグループのAI「corevo(コレボ)」関連の商談が約3倍に増加。しかし、技術先行で進みがちなAIだけに、ユーザー企業の業務とギャップが大きく、販売チャネルもままならない。国産三大AI各社は、ユーザー業務への落とし込みと、ビジネスパートナーとの連携による販売力の増強を急ピッチで進めることで、より一段と存在感を高めようとしている。(取材・文/安藤章司)