Special Feature
【2025年 新春インタビュー】SAPジャパン AIが日本の競争力を復活させる
2025/01/27 09:00
週刊BCN 2025年01月27日vol.2045掲載

──近年は「RISE with SAP」と「GROW with SAP」を中心に、クラウド移行の支援に注力してきた。2024年の感触を聞く。
非常に手応えを感じる年だった。RISEはどちらかと言えば大手を中心とした既存顧客が、オンプレミスからのクラウドシフトで採用するケースが多く、新規も増えている。GROWは中堅・中小規模の顧客はもちろん、RISEを採用する大手企業が、関連会社や海外子会社で導入する流れが広がっている。

代表取締役社長
グローバルの業績では24年1~9月のクラウドERPの収益が34%増となった。アジア・パシフィック・ジャパンは40%ほど伸び、中でも日本が非常に貢献している。世界的に見ても、日本のクラウド事業は伸長している。一方で、システムのコアな部分をクリーンに保ち、カスタマイズを必要最低限に抑えて活用する「クリーンコア」戦略を、もっと推進しなければならない。
──パートナー戦略の現状はどうか。
中堅・中小のお客様の新規契約に関しては、100%再販モデルというかたちで進めており、25年も変わらない。加えて、パートナー自身が案件創出から契約、プロジェクト導入までを一貫して取り組むビジネスが、23年と比べて2倍以上に増えている。SAPのマーケティングや営業の手法をパートナーに伝授し、推進する体制を整えており、そこが機能しているとも言える。この部分は25年も加速させたい。
- SaaSスイートの展開に注力
続きは「週刊BCN+会員」のみ
ご覧になれます。
(登録無料:所要時間1分程度)
新規会員登録はこちら(登録無料) ログイン会員特典
- 注目のキーパーソンへのインタビューや市場を深掘りした解説・特集など毎週更新される会員限定記事が読み放題!
- メールマガジンを毎日配信(土日祝をのぞく)
- イベント・セミナー情報の告知が可能(登録および更新)
SIerをはじめ、ITベンダーが読者の多くを占める「週刊BCN+」が集客をサポートします。 - 企業向けIT製品の導入事例情報の詳細PDFデータを何件でもダウンロードし放題!
- 1
関連記事
SAPのERP製品移行ビジネスの今 クラウドで競争力を確保へ
SAPジャパン、クラウドアプリケーションにAIを組み込み パートナーエコシステムの拡大にも注力