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<セキュリティソリューション特集>情報システムだけではなくビジネスも守る(下)

2008/08/21 19:56

週刊BCN 2008年08月11日vol.1247掲載

ソリトンシステムズ F5ネットワークスジャパン
ソリトンシステムズとF5ネットワークスジャパンが協業
セキュリティと利便性の向上に寄与

トップベンダー同士がアライアンスを締結

 2008年6月10日、「ソリトンシステムズとF5ネットワークスジャパン、包括的な認証ソリューションにおいて協業」という発表が行われた。これは、両社のソリューションを連携させ、共同でマーケティング活動を行うというものだ。

 認証機関「Net’Attest CA」とSSL VPN「FirePass」とは補完関係にあり、それぞれを連携させることで、トータルなソリューションとして提供できる。さらに「Net’Attest CA」は大規模版も提供され、販売しやすい環境を整えている。ソリトンシステムズは、RADIUSアプライアンスで国内シェア2年連続No.1 *1を獲得。F5ネットワークスジャパン(以下、F5)は、国内SSL VPNマーケットシェアで4年連続No.1 *2を獲得している。つまり、両社の協業は、トップベンダー同士の組み合わせとなる。今回の協業により、SIerもこれまで以上に安心して両社のソリューションを扱えるだろう。


セキュリティニーズに応えたトータルソリューション

 「ネットワークに高度なセキュリティを提供する認証アプライアンスのニーズは増えています。PKIの導入から発行まで容易に行える認証機関“Net'Attest CA”は、非常に注目されており、証明書の配付もスムーズなため、配付業務の負荷を大幅に軽減します」と、ソリトンシステムズの事業開発本部・プロダクトマーケティング部・マネージャの傳幸恵理氏は語る。

 市場では、企業資産であるデータへのアクセスに対する意識は高まる一方だ。それは、リモートアクセス市場においても同様だ。「SSL VPNと認証機関を組み合わせることで、セキュリティを向上させながらも、ユーザーがID/パスワードを入力することなく利用できます。つまり、今回のソリトンシステムズとF5のセキュリティ連携ソリューションによって、リモートアクセスの安全性と利便性の両立を実現します」と、F5のプロダクトマーケティングマネージャの帆士敏博氏は語る。

 これまで、SSL VPNを使う場合、証明書はクライアント1台ごとに手作業で配付してきた。企業規模が大きくなるほど、配付業務の負荷は高くなる。「Net'Attest CA」は、証明書の要求から導入までリモートで安全に実施できる。管理者は証明書の発行要求が申請されたら、内容を確認後、証明書発行の承認ボタンをクリックするだけでいい。非常にシンプルなワークフローで証明書を発行できるソリューションといえよう。また「SmartOn」を使う場合には、ID/パスワードの入力をICカードなどのデバイスを活用することで記憶する必要がなくなり、セキュアかつユーザーの負荷は軽減される。

 ソリトンシステムズとF5の協業は、ユーザー企業/パートナー企業ともにメリットのある協業である。それだけに、市場からの期待も大きい。

*1 富士キメラ総研「2007ネットワークセキュリティビジネス調査総覧」のRADIUSサーバー(アプライアンス)市場における調査結果より
*2 Frost & Sullivan Asia Pacific Network Security Market(2007)より



ソリトンシステムズ=http://www.soliton.co.jp/
F5ネットワークスジャパン=http://www.f5networks.co.jp/

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