シネックスインフォテックの清水章太郎・テクノロジーソリューション本部本部長は、「デジタルトランスフォーメーションにおけるユーザーニーズの変化とその対応」と題して講演し、市場の拡大が期待できる「第3のプラットフォーム」の領域に、積極的に投資していく方針を説明した。

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清水章太郎
テクノロジーソリューション本部
本部長

 清水本部長は、「サーバーがあって、クライアントデバイスがあって、アプリケーションをのせたオンプレミスコンピューティングシステムで構成する第2のプラットフォームの市場は、今後フラットに推移すると予想されている」と紹介した。

 代わりに大きく成長するのが、クラウドコンピューティングとエンタープライズ・モビリティ、ビッグデータ&解析、コンシューマテクノロジーで構成する第3のプラットフォームだと説明し、「シネックスとしては、第3のプラットフォームの関連製品に投資していこうと思っている」と述べた。

 なかでもクラウドは、「われわれのビジネスをみていると、クラウドの伸び率は非常に大きくなっている」と、中小企業、大企業、ハイパースケールコンピューティングの三つを軸に事業を展開していくとした。

 今後のIT販売のカギに関しては、「とにかく何かをやって、だめなら変えていくという、変化のペースが速いビジネスにお客様がどんどん移行しつつある」とし、「お客様はいろいろな購買行動をしているので、流通側もそれに合わせて変化していかなければならない。販売の仕組みも、直販からインターネットを経由した間接的な方法にシフトしていくとみられる」と分析した。

 一方、最新技術がビジネスに与える影響も紹介し、2020年に実用化される予定の5Gによって、「無線通信や企業のインフラ、インターネットが非常に高速になり、情報の高付加価値化や高精細の動画提供が進む。デバイスも4K、8Kがあたりまえという時代になるだろう」と予想し、遠隔地医療やIoTなど、幅広い分野で新たなビジネスチャンスが生まれるとの見解を示した。

 また、新たな機器導入が進むことを背景に、導入から展開、運用、処分までをサポートする「ITサイクルマネジメント」についても紹介し、「リユースやリサイクル、データ消去など、いろいろなサービスを用意している。必要なサービスを選んでいただき、販売店の付加価値提供の一助として利用いただける仕組みにしていきたい」と呼びかけた。