「InfoSight」でインフラ全体の可視化を追求

 江川学・Nimble Storage シニアセールスエンジニアは、「顧客ロイヤルティの高い製品で創るビジネスチャンス IoTを活用した製品の高い優位性」と題して講演した。

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江川 学
シニアセールスエンジニア

 江川シニアセールスエンジニアは始めに、今年3月のHewlett Packard Enterprise(HPE)によるNimble Storageの買収について語った。「HPEの狙いは、既存の3PAR製品を補完し、ストレージ事業をさらに強化すること。もう一つが、監視ツールのInfoSightを使い、クラウドを活用したIoTやビッグデータ関連のサービスで他社を圧倒すること」と説明した。

 Nimble Storageは、他の新興フラッシュストレージベンダーをはるかに凌ぐ1万社の顧客を獲得している。InfoSightの予測分析サービスでは、世界中にある3万台のアレイ情報を収集しているため、何のアプリケーションが稼働し、どう使用されているかを世界で最も熟知している企業だと語った。

 次いで、Nimble Storageの強みを説明した。一つは、システム運用・管理、コスト削減といったユーザーの要望に、IoTを活用して実現していること。もう一つは、サポートの自動化も可能にしていることだ。「Nimble Storageは、ストレージメーカーでありながら、インフラ全体の可視化を追求している」と強調する。IoTで得たシステムの情報をもとに、製品開発にいち早くフィードバックできることが、他社と差異化した高品質の製品・サービスにつながっているとした。

 InfoSightサービスは、1台のアレイから毎日3000万~7000万件ものセンサデータを収集。自社DCに蓄積したビッグデータからデータサイエンティストが予測・分析モデルを作成し、その数は800におよぶ。問題となるケースの93%はNimble自身が発見したもので、ユーザーからの通報は7%に過ぎない。しかも、86%は解決策まで示している。これによりプロアクティブな監視、性能、容量予測ができ、運用管理者の負荷を大幅に軽減できる。障害時の対応時間の大幅な短縮に貢献している。可用性では99.9999%以上を達成している。今後は、「HPE製品とサポートの品質が向上し、IT業界を変えていくことになるだろう」と述べた。

 最後に、江川シニアセールスエンジニアは、製品ラインアップを紹介した。オールフラッシュの「AFシリーズ」とハイブリッドの「CSシリーズ」があり、両シリーズともコストパフォーマンスは非常に高いとアピールした。