アプライアンスモデルをリリース

 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)が10年ほど前から提供している文書管理「EIMANAGER」。多くの大企業が採用し、累計10万ユーザーが使用する。現在は、パッケージ版とクラウド版を揃えている。

 CTCでは、さらなるユーザー層の拡大に向けてアプライアンスモデルを新製品として10月にリリース。リリースに合わせてクラウドでのデータ・バックアップサービスを加えるが、そこではOracle Cloudのストレージサービスを採用した。
 
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流通・EPビジネス企画室
EIMANAGERビジネス推進部
EIMANAGER営業推進課
藤田洋平氏

 ワークスタイル変革への取り組みが盛んになっているなか、CTCも自社で取り組みを進めた。社内でアンケートをとると、資料探しに時間が費やされている実態が明らかになった。「提案書やプレゼン資料の作成で、必要な過去の資料探しに1日あたり1時間近くを費やしていた。実質30分でも、1年間で120時間、営業日換算で 15日分に相当する。この時間を短縮することにより、 別の業務に充てることができる。このように、業務の効率化に文書管理の活用を広く提案できると考えた」と、EIMANAGER営業推進課の藤田洋平氏は背景を説明する。

 アプライアンスモデルのプロジェクトがスタートしたのは2017年4月で、すでにリリース時期が10月と決まっていた。限られた時間での製品化と組み合わせるクラウド・バックアップサービスを決める必要があった。バックアップサービスは、複数のサービスを本番同様のデータを使って検証した。

 Oracle Cloudの採用に大きな決め手となったのは、評価・検証にあたってのオラクルのサポート。「他のクラウドサービスでは有償扱いになることも、オラクルは無償で手厚いサポートが受けられた。技術面のサポートに加え、オラクルの設備も活用時間の制約を受けながらもスケジュール通りのリリースが実現した。また、EIMANAGERはDBにOracleを採用するため親和性が高い。10年におよぶ信頼性に安心感もあった」と藤田氏は評価する。しかも、アプライアンスモデルのユーザー数として、500、250、100の三つをラインアップしており、いずれも1年間のバックアップサービスを含めて提供するため、コストも重要な要素だった。
 
 「EIMANAGERのクラウド基盤として、今後は、Oracle Cloudの採用も検討している」と藤田氏は展望を語る。
 
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EIMANAGERメイン画面