社内実績をベースに外販にも注力

 北海道室蘭市に本社を置く北海道NSソリューションズは、新日鐵住金グループの情報通信部門、新日鉄住金ソリューションズの地域子会社として1985年に発足し、製鉄業として世界初となる24時間365日ノンストップの一貫生産管理システムを開発するなど、高い技術力と多くの実績を誇る。また、グループの情報化を支える一方で、SIerとして金融機関や流通企業を中心に北海道だけでなく、全国規模でシステム開発を担ってきている。

201711131618_1.jpg

西村圭太
事業企画推進部
マネジャー

 本社のほか、札幌市や首都圏に拠点を構え、客先に常駐する社員もいることから、同社ではドキュメントの共有に課題を抱えていた。「以前は、SSL-VPNでファイルサーバーにアクセスしたり、ドキュメントをメールに添付したりしていた。ところが、ファイルサーバーへのアクセスにはスピードの問題があったり、添付ファイルにはサイズの問題があったりと、何かと不便だった」と、西村圭太・事業企画推進部マネジャーは当時を振り返る。

 こうしたドキュメント共有の課題解消に向け、同社はクラウドサービスを検討。オラクル製品で多くの実績があることから、オラクルのクラウド型ファイル共有サービス「Oracle Content and Experience Cloud Service(CEC)」を検証した。

 「社内のセキュリティチームが検証したところ、信頼性は十分とのことで、すぐに契約。ユーザー設定だけでいいため、当日に運用を開始できた」(西村マネジャー)。

 顧客との情報共有のほか、営業活動にも活用していて、「ログ管理ができ、提案後に送付した資料がダウンロードされたかなど、受注確度の指標になっている」と、西村マネジャーは想定外の効果を語る。

 効果を実感していることから、低価格のCECをドアノックツールとして、道内における新規顧客の開拓に活用し始めている。西村マネジャーは、「CECをきっかけに『Oracle BI Cloud Service』など、ほかのクラウドサービスも提案していきたい」と今後の展開を考えている。
 
201711131618_2.jpg