SB C&Sは、米ニュータニックス主催のNutanix .NEXT Conference 2019で、APACのNutanixディストリビューターとして「APAC Distributor of the Year」を受賞し、3年連続受賞という快挙を達成した。同社の強みの一つが技術力。コミュニティのトップリーダーとして認定を受けた「Nutanix Technology Champion(NTC)」を受賞したエンジニアとして、国内最多の3人が所属し、パートナーとユーザーのニュータニックス製品の導入を支援。ニュータニックスとHPEのパートナーシップにも大きな期待を寄せる。ICT事業本部販売推進本部の羽尾和弘・HCI&ストレージ&データマネジメント販売推進部部長にニュータニックスビジネスについて聞いた。

「APAC Distributor of the Year」を受賞

ニュータニックスビジネスは順調に推移
右肩上がりに大きく拡大


 SB C&Sでは、2016年からニュータニックス製品の取り扱いを開始。今年で4年目となり、ビジネスは順調に推移し、右肩上がりに大きく拡大している。

 「昨年はOEM製品を含むニュータニックス製品の売り上げは大きく伸び、今年も昨年を超える勢いで成長している。また、以前にスモールスタートやパイロット運用として導入したユーザーが信頼性などを確認できたことから、ノード数を拡張するといった追加導入や本格導入を考えるユーザーも増加している」と羽尾部長は語る。
 
SB C&S
羽尾和弘
ICT事業本部販売推進本部
ICTソリューション販売推進統括部
HCI&ストレージ&データマネジメント販売推進部
部長

 用途については、HCI製品に多いVDI、仮想化によるサーバー統合などが多いが、従来型の3層システムで組んでいた基幹系のDBなどのワークロードを乗せ換えるなど、ミッションクリティカルな用途での導入も目立つようになってきた。

 「ニュータニックスが享受するデータ基盤の統合、インフラやデータセンターのシンプル化により、さまざまなワークロードの運用工数が削減できる。ニュータニックスは、HCI市場のリーディングカンパニーでHCIを知り尽くしており、ユーザーが必要とする機能をいち早く実現し、すべてが備わっている」と羽尾部長はいう。
 

 また、ニュータニックスは自社製の純正HCIアプライアンスも製品化しているが、基本はソフトウェアベンダー。そのため、幅広いハードウェア・プラットフォーム上で展開可能なEnterprise Cloud OSとして、さまざまなハードベンダーと協業できる点を評価している。ハイパーバイザーについても、VMware ESXiをはじめ、Microsoft Hyper-V、KVMベースでライセンスフリーの「Nutanix AHV」と3種類から選択できる。なお、SB C&Sでは、お客様指定のパラメーターに沿ったハイパーバイザーの導入を事前に実施するキッティングサービスを提供している。

Nutanix on HPE ProLiant DXに
大きな期待


 SB C&Sでは取扱製品の幅広さを生かして、バックアップ、セキュリティ、高速ネットワークスイッチ、クラウドサービスとの接続に欠かせない閉域網などをオールインワンで提供することで、パートナーの販売をサポートし、ユーザーの導入のハードルをできるだけ下げるよう努めている。「力を入れている活動の一つが検証機の貸し出し。ニュータニックス製品の良さを知ってもらうには実機に触れてもらうこと。Prismによるシンプルなリソース管理、容易なノード拡張、パフォーマンスの高さなどを体感することができる」(羽尾部長)という。

 Nutanix .NEXT Japan 2019の当日には、ニュータニックスによるHPEとのグローバル契約に基づき、HPE ProLiantをベースにしたHPE ProLiant DXにNutanix Enterprise Cloud OSを搭載したアプライアンス製品「Nutanix on HPE ProLiant DX」を、両社共通の販売パートナーを通じて国内に提供することが発表された。「当社におけるHPE ProLiantのサーバービジネスは、歴史も長く、豊富な販売実績を誇っており、このNutanix on HPE ProLiant DXについては大いに注目している」と語る。

 すでに主催するセミナーにおいても、米国でのNutanix .NEXT 2019の情報をフィードバックするセミナーを6月に開催し、その時点で判明したNutanix on HPE ProLiant DXの情報をいち早くパートナーとユーザーに紹介。SB C&Sでは、Nutanix on HPE ProLiant DXの取り扱いにおいて、サイジング、見積もり、検証機の提供、導入サービスの整備、支援体制を強化していく。

 最新情報の提供も積極的に進めており、新機能を検証して、いち早くパートナー、ユーザーに情報を提供している。「すでに当社では、HPE ProLiant上でNutanixの動作検証を独自に実施しており、ナレッジを積み上げている。その結果をホワイトペーパーなどのドキュメントにしているので、ぜひ、活用してほしい」と羽尾部長はアピールする。

 こうした活動を支えるのが高い技術力だ。エンジニア向けのハンズオンセミナーや、ニュータニックスの技術情報を「C&S ENGINEER VOICE」にて発信している。ニュータニックスでは、技術に熟達し、製品および技術の普及に広く貢献しているコミュニティのトップリーダーを称えて、「Nutanix Technology Champion (NTC) 」の称号を贈っている。NTCの受賞者は日本国内には5人いて、そのうち3人がSB C&Sの所属だ。

 また、SB C&Sは米Nutanix主催のNutanix .NEXT Conference 2019で、APACのNutanixディストリビューターで、APAC Distributor of the Yearを受賞し、3年連続受賞の快挙を達成した。今年5月には、NTCメンバーが中心に執筆した書籍「Nutanix Enterprise Cloud クラウド発想のITインフラ技術」が出版された。「Nutanix .NEXT Japan 2019」のイベントブースにも同書籍が展示され、多くの来場者が手にしていた。