「vSANの実装上の特長に、ハイパーバイザーである vSphereにカーネル機能として組み込まれていることがある。そのため、FUJITSU Cloud Service for VMware、VMware Cloud on AWSなど、VMwareテクノロジーがベースのパブリッククラウドにも一貫した管理性が提供され、最もシンプルなハイブリッドクラウド環境が実現される。お客様がサーバー仮想化の推進で経験値を高めてきた、vSphereやvCenterなどの管理ツールが利用できることから、これまで積み上げてきたノウハウを知的財産として活かしていただける」と望月氏。
「カーネル組み込みのvSANは、仮想マシンとデータの位置関係によらず、安定した高IO性能が提供できる。vMotionによる仮想マシンの移動もこれまで通りに使え、安定した高いパフォーマンスが発揮できることは、大手金融機関や公共交通などのミッションクリティカルな業務で、vSANが採用されている大きな理由の1つだ。今後もさらなるHCIの用途拡大を目指していくが、特に大手企業へのアプローチに向けて、国産メーカーならではの『和の味付け』を持つPRIMEFLEX for VMware vSAN、大手企業との強いコネクションを持つ富士通との連携が大きな強みになる。ともにより一層の市場開拓を進めていきたい」と望月氏は強調する。