DISは「iKAZUCHI(雷)」を通じてサブスクリプション方式で提供

 LINEと同じ感覚で誰でも使え、ITツールのプラットフォームにもなるワークスモバイルジャパンのビジネスチャット「LINE WORKS」。ITディストリビューターのダイワボウ情報システム(DIS)は、2020年1月31日にワークスモバイルとディストリビューター契約を交わし、サブスクリプション管理ポータル「iKAZUCHI(雷)」を通じて提供を始めた。週刊BCN編集長・本多和幸が、この協業の持つ意義について両社のキーマンに聞く。

ダイワボウ情報システム(DIS)=https://www.ikazuchi.biz/
iKAZUCHI(雷)はダイワボウ情報システムが提供するサブスクリプション管理ポータルです

WORKSを全国に広めるために
日本中に販売網を持つDISと協業

――まず、両社のプロフィールを簡単にお願いします。

土方 DISは、38年間にわたって国内でIT系のディストリビューターを事業としています。あらゆるハード・ソフトも扱えるマルチベンダーというのが当社の強みで、拠点は北海道から沖縄まで93カ所、地域密着型の営業スタイルによって19年度の売上高はDISグループとして8500億円を超えることができました。PC端末、サーバー、周辺機器、ソフトに加えて、近年はクラウドビジネスにも力を入れておりまして、当社のサブスクリプション管理ポータル「iKAZUCHI(雷)」では38ベンダーの100を超えるサービスを展開しています。
 

福山 LINE WORKSは、8400万人以上のアクティブユーザーをもつLINEの使い勝手をそのままに、さらに LINE にはない仕事で必要なグループウェア機能を備えていることで、企業への導入を促進し、すでに10万社超にお使いいただいており、第三者機関の調査では、有料ビジネスチャットの分野で2年連続導入実績ナンバーワンとなっています。
 

――協業にはどのような意義がありますか。

福山 全国47都道府県で働く全ての方々にお使いいただきたい、というのが当社のミッションです。社会インフラとしてのコミュニケーションプラットフォームを全国に広めていくため、地域で信頼されているリセラーによる地道な営業活動が欠かせません。その意味で、全国に拠点と販売網を持つDISさんとのパートナーシップは、当社にとって必要なものでした。

土方 全国すみずみまでITをお届けしたいというビジョンは当社も同様です。iKAZUCHI(雷)にコミュニケーション関連の商材を増やしていくにあたって、われわれはLINE WORKSが老若男女に使われているLINEを踏襲したビジネス版LINEとしてあらゆる顧客に提案できるサービスであることを重視しました。また、オープンAPIの思想に基づくLINE WORKSは、さまざまなシステムと連携しやすい。当社のサービスポートフォリオへの“入り口”としての役割にも期待しています。
 

オープンAPIのLINE WORKSなら
使い慣れたチャット画面から業務アプリを使える

――そのオープンAPIを含めて、ワークスモバイルジャパンはどのようなエコシステム戦略でLINE WORKSを提供しているのですか。

福山 LINE WORKSのAPIを公開し他のIT製品と連携できるようにしたことで、現時点でつながっているツールやアプリケーションは約80種類あります。LINEと同じ感覚で使えるLINE WORKSのチャット画面からさまざまな業務用アプリケーションを使うことができますから、企業の生産性も高まるはずです。

土方 当社は、iKAZUCHI(雷)というプラットフォームをベースにしたクラウドビジネスでも、マルチベンダー対応を重視しています。APIがオープンになっているクラウドサービスなら複数の製品・サービスを組み合わせた総合的な提案もやりやすくなりますし、そのサービスが素材となり、全国のソフトウェア企業の方々の開発がモダン化されることを目指しています。

――対リセラー支援、対ディストリビューター支援として、両社はどのような施策を打っていきますか。

土方 アフターコロナやニューノーマル(新常態)がキーワードとなっている中、ウェビナー(Webinar)を活用して商材のプロモーション活動を進めるつもりです。また、4月に出された緊急事態宣言前後の厳しい時期にも、当社はテレワークでビジネスを継続してきました。リセラーの方々には、その経験を基にウェブを活用したビジネス手法をご一緒に実践いただくことで、それがエンドユーザー企業のお客様にも広がっていくのではないかと考えています。

福山 今後、対面での営業活動が難しくなってくるような状況下で、企業内、企業と顧客間のコミュニケーションを途切れないようにするために、LINE WORKSがこのように役立つ、という販売シナリオを準備して、DISさん経由でリセラーの方々にお届けしようと考えています。5月下旬には、リセラー向けポータルサイトも刷新しましたし、DISさんとの共催セミナーもオンライン・オフラインでどんどん開催していく予定です。

――最後に、今後に向けての抱負をお願いします。

土方 マルチベンダー対応のディストリビューターとして、当社はクラウドもサブスクリプションもマルチベンダーで国内企業のIT化に貢献します。

福山 LINE WORKSは1ID300円から導入でき、幅広い業種や職種で利用されています。リセラーの方々にはDISさんの他の商材と組み合わせた提案をお勧めしていきます。
 
ワークスモバイルジャパンの福山耕介・執行役員法人ビジネス事業本部長(写真左)と
ダイワボウ情報システムの土方祥吾・販売推進3部長兼業務部長