その上で島田氏は「IT資産管理はセキュリティと深く関係している」と指摘。「IT資産管理の国際規格であるISO/IEC:19770-1 2017(国内ではJIS X 0164-1:2019)はセキュリティの要求事項が順守されているか定期的に検証することを要求している」と紹介した。
また、セキュリティ対策のため、多くの組織でセキュリティ対策アプリケーションを導入しているが、セキュリティ対策アプリケーションを導入するだけで安心するのは良くない、と島田氏は注意を促した。セキュリティ対策アプリケーションが適用されていない機器があると、そこがセキュリティホールになるからだ。セキュリティ対策アプリケーションを漏れなく適用するためには、組織が保有するIT資産を正確に把握する必要がある。それを実現するのがIT資産管理である。