情報サービス産業が曲がり角に来ている。ハードウェアの低価格化がメーカーの足を引っ張っているのと同様に、システムユーザーからの単価引き下げ要求で、システムインテグレータ(SI)の多くが利益率悪化に頭を痛めている。5月30日付で情報サービス産業協会(JISA)の会長に就任した棚橋康郎・新日鉄ソリューションズ会長は、「e-Japan戦略のような国家プロジェクトでも、その担い手としてJISAは認められていない」という情報サービス産業の存亡に強い危機感を持つ。一方、業界内では下請け構造の問題など対処すべき課題も山積。「JISAを仲良しクラブにするつもりはない」と宣言している。