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競争力の回復に取り組む スピード重視で来年度黒字へ

NECエレクトロニクス 社長 中島俊雄

取材・文/川井直樹 撮影/馬場磨貴

2006/01/09 18:03

中島 俊雄

週刊BCN 2006年01月09日vol.1120掲載

 半導体事業の浮き沈みは激しい。シリコンサイクルに翻弄されるDRAM事業のリスクから脱却するため、NECエレクトロニクスは収益性の高いシステムLSIを事業の柱として、2002年11月にNECから分離しスタートした。03年7月には東京証券取引所1部に上場を果たし順調な成長路線を歩むかと見えたが、その矢先、急激な業績悪化に見舞われた。その原因を昨年11月に就任した中島俊雄社長は「国内の伸び悩みや競争力の低下」と分析する。まず来年度の黒字化を目指し改革のアクセルを踏む。

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