KeyPerson

DX基盤としてコンテナ化の裾野を広げる

レッドハット 代表取締役社長

三浦美穂

取材・文/堀 茜 撮影/大星直輝

2023/10/09 09:00

三浦美穂

週刊BCN 2023年10月09日vol.1987掲載

 米Red Hat(レッドハット)は日本進出以来、業績を伸ばし続けている。新たに日本法人の社長に就任した三浦美穂氏は、コンテナ基盤「OpenShift」をDX基盤として国内企業に普及させることが日本の競争力につながるとし「この先、2年程度で国内企業の半分にコンテナ化を進めたい」と意気込む。中立の立場で共通の基盤を提供できることが強みとする三浦社長に、国内市場における成長戦略を聞いた。
(取材・文/堀 茜  写真/大星直輝)

中立を保ちシナジー効果を出す

──7月に社長に就任されました。日本IBMから社長になられましたが、レッドハットの立ち位置に何か変化はあるのでしょうか。

 中立で独立ということには全く変わらないです。よく、(IBMの企業カラーである青を意味し)ブルーウォッシュするのかと言われますが、IBMの色を濃く出すということは私の意向としては全くありません。やはり、オープンで公正で公平でというところがレッドハットの良さなので、そこは変わらず。IBMからの異動ではなく退職して、外部採用の場合と同じ手続きで転職しました。成長企業のトップにチャレンジしてみたいと思いました。

 一方で、私が社長に就いたことで、IBMと協力してお客様に提案するような橋渡しは、お手伝いできるかと思います。 お客様やパートナーからは、当社に対していつも独立していてほしいという声と同時に、もうちょっとIBMと協力してワンチームで提案してよ、という声をいただくこともあります。そういうところでうまくシナジー効果を出していくことに貢献したいです。
この記事の続き >>
  • 可搬性で企業の共通基盤に
  • コンテナ化で日本の競争力を高める

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外部リンク

レッドハット=http://www.jp.redhat.com/