松下電器産業のAVC社は2月1日付で、パソコン事業とインターネット・アプライアンスなどの非パソコン事業を統合した「ITプロダクツ事業部」を発足する。事業部長には、山田喜彦・パーソナルコンピュータ事業部長兼インタラクティブメディア事業部長兼PCCビジネスユニット長が就任する。

 新事業部設立案は、00年11月に発表した松下グループの構造改革「創生21」の構想段階で浮上してきたもの。パソコンとネット家電の領域が融合するのを見越して、市場に適合する製品をスムーズに開発・販売することがITプロダクツ事業部の目的となる。

 新事業部は、AVC社のAVCネットワーク事業グループ内にあるパーソナルコンピュータ事業部とPCCビジネスユニット、インタラクティブメディア事業部が統合して発足する。法人/コンシューマー向けのパソコン事業と、インターネット端末やブロードバンド端末といった非パソコン事業を一本化することで、「従来、部門間での連携が希薄だった事業を密接にし、IT関連機器事業の強化を目指す」(山田事業部長)。

 ITプロダクツ事業部発足に合わせ、同社は2月14日から新製品を順次発売する予定。

 法人市場向けには、欧米で販売している堅牢ノートパソコン「TOUGHBOOK」を日本市場に投入。個人市場向けでは、「Let's note」シリーズの新製品を発売する。また、特殊用途として、2つのディスプレイを搭載したダブルディスプレイパソコン「Oanacom LC/W」も発売する。さらに現在は開発中だが、ブロードバンド放送をリモコン操作でテレビ視聴できるブロードバンドTVチューナーも市場に提案していく計画だ。