丸紅インフォテック(梅崎哲雄社長)は、Linuxソリューション「eビジネス・スタートアップ」シリーズの提供を開始し、中小企業ビジネスを強化していく。日本IBMとクラスキャットの2社と協業し、低価格でのECサイト構築ソリューションを実現、中小企業向けにシステム構築から運用サポートまでを手がける。初年度に1000社への導入を見込んでいる。さらに、同社の受発注システム「BACK OFFICE SERVICE SYSTEM(BOSS、ボス)」システムと連動したASPサービスの提供も視野に入れている。

 Linuxソリューションを提供するにあたり、丸紅インフォテックでは、日本IBMとクラスキャットの2社と協業した。

 コーポレート営業推進部・神門勝彦部長は、「SOHOや中小企業における電子商取引の需要拡大を狙ったもの。中小企業に提供するには、顧客企業が電話やFAXを導入する感覚で手軽に導入できるソリューションにすることが重要だ」と強調する。

 今回の協業では、丸紅インフォテックがクラスキャットのECサイト構築ソフトウェアソリューションを日本IBMのIA(インテル・アーキテクチャ)サーバー「xSeries」に搭載し、低価格でのECアプライアンス・サーバーとしてパッケージ化する。ほかにも、クワンティのLinux運用ソフト「クロック・タイプX」やミロクドットコムが提供する統合型会計ソフト「クリアー・ワークス」なども塔載した。

 同社は、全国3000社のパートナー企業を通じて販売・サポートするほか、全国24の営業拠点を通じてハードウェアの設置やインストールなどの導入支援、導入の運営保守サービスも提供する。

 「eビジネス・スタートアップ」シリーズは、BtoBの「バイヤーモデル」と「サプライヤーモデル」、「BtoCモデル」の3ソリューションで構成されている。

 「バイヤーモデル」は、バイヤー企業1社と複数のサプライヤー企業間での調達・仕入れサイトを提供する。サプライヤー企業に特別なソフトウェアを導入することなく、ブラウザで運用管理を行えることが特徴だ。

 「サプライヤーモデル」は、サプライヤー向けに企業間の受発注サイトを構築する。導入企業が特定の企業間での受発注業務をインターネット上で実現できる。さらに、取引先からの注文を電話やFAXなどで対応していた中小企業向けに業務の効率化に最適なソリューションを提供する。

 「BtoCモデル」は、オンラインショップサイトを提供するサービス。ブラウザでオンラインショップの運営・管理を可能とする。ショッピング機能をはじめ、ショップとして商品の販売業務に必要な受注・顧客・商品情報などといった管理機能を標準で装備しており、オンラインショップのデザインを容易に変更できる。

 価格は、「バイヤーモデル」が136万7000円から、「サプライヤーモデル」が86万7000円から、「BtoCモデル」が81万7000円から。同社では、初年度に1000社への提供を見込んでいる。

 今年中には、「当社の受発注システム『BOSS(ボス)』と連携したASPサービスを提供する。これにより、BOSSを利用する企業は、BtoBtoBやBtoBtoCが実現できる」としている。アドレスはhttp://www.m-infotec.co.jp/。