東芝製PCを拡販、今年度売り上げ189億円目指す

 東芝パソコンシステムは、6月28日付で前社長の松本憲陸氏が相談役に、新社長に矢島勝美氏が就任した。今年度売り上げ目標は189億円。「市況が厳しいなか、当社のターゲットである中小企業に対し、的を得た提案をきちんと行っていく。大型商談に加えて、数百万円規模の中規模商談の件数を増やし、売り上げを確保していきたい。商品はやはり当社のメインである東芝製パソコン。この売り上げを伸ばしていく」と矢島新社長は話す。

 矢島社長は、今年4月に東芝パソコンシステムに入社。それ以前は東芝のデジタルメディアネットワーク社でSDカードやICカードなどのメモリカード事業を担当していた。今回、6月28日付で新たに社長に就任した。同社の売り上げは2000年度が193億円、01年度が180億円、そして今年度目標は189億円。「当社は同じ東芝系システムインテグレータといっても、TIE(東芝情報機器)とは異なり、ソードの社名だった時代からパソコン周辺の技術を得意としてきた。

 今でもパソコンベースの提案ができることが強み。グループウェア『ノーツ』、業務ソフト『奉行シリーズ』、データ分析ツール『Dr.Sum』などを扱う技術者がいることが大きな特徴」(松本相談役)。メーカー系販社のなかには、自社オリジナル商品を揃えるところもある。東芝パソコンシステムでは、「すでに実績ある他社製品を扱い、提案力で勝負をしていく」(矢島社長)という。売り上げ構成比は、この3年間は東芝製パソコンが50%強、オリジナル製品が10%弱、サービス・サポートが15%弱、その他が25%強となっている。今年度は東芝製パソコンの売り上げを引き上げていく。東芝製パソコンはモバイル関連製品も充実しており、ユーザーにインパクトあるアピールができる。

 しかも、当社では東芝のデジタルメディアネットワーク社からサポート拠点の運営を請け負い、修理センター、秋葉原のテクノセンターなどは当社が担当している。サポート面で他社にはない強みがある」(矢島社長)と語る。本社があるビルの4階では、ユーザーのパソコン修理を行っている。修理申し込みは、電話だけでなく、iモード、FAX、ウェブからも可能。iモードを使って自分が修理に出した製品の状態を確認できるサービスを提供するなど、他社にはないサービスを行っている。