上海虹橋空港まで30分

 昆山市は、長江デルタに位置する商工業都市で、東は上海まで55キロ、西は蘇州まで37キロ。総面積921平方キロ、人口59万人で所属する鎮は15ある。「京阪(昆山)科技工業園区」は、1985年に開発が始まった国家級開発区「昆山経済技術開発区」に属し、昆山市石牌鎮、陸楊鎮の両地区に立地する。上海の主要空港から1時間圏内にある。

 投資誘致代表団の団長として来日した張雷・昆山市党委員会書記(昆山市外商投資企業協会会長)によると、「昆山市の01年度の域内総生産(GDP)は230億元、市民1人当たりのGDPは4670米ドルと、中国全体の平均1人当たりGDPに比べて5倍の水準」にあり、すでに世界54か国・地域から約2300社が進出。このうち日系企業は282社を数え、日系企業による投資額は契約ベースで11億7500万米ドル、実行ベースで7億米ドルに上るという。

 昆山市に拠点を置くIT系企業は約430社に達しており、「2-3年後のデジタルカメラ、ノートパソコン、携帯電話端末の生産予想額はそれぞれ年間1000万台」(宣巍松・京阪(昆山)科技工業園区管理委員会主任)が見込まれている。市内には約5万人のエンジニア、約15万人の熟練工を抱え、しかも「賃金は日本の15分の1、上海に比べても半分で済む」(張団長)という。

 「京阪(昆山)科技工業園区」の総開発面積は400万m2、第1期開発面積は約100万m2。昆山市国土管理局が売り主となり、2002年末から引き渡しが開始される。土地使用権は譲渡契約日から50年。土地の譲渡単位は、原則として1ブロック当たり1万m2からとなっている。

 副団長として来日した汪国●・昆山市副市長は、東京都内で開いた投資環境説明会の冒頭、「来月18日の記念式典に向け、ここに正式に招請を開始する」と宣言。また、来賓としてあいさつに立った駐日本国大使館の呂淑雲・公使参事官は、「今年は中日国交回復30周年にあたる。この記念すべき年に昆山市の投資説明会を実施できることは、大変時宜を得たこと」と述べた。

(●は木へんに貞)