三菱電機のシステム子会社などと提携

 ソフトウェア開発の日本オプロ(里見一典社長)は、電子文書の作成から配信、印刷、管理までを行うソフト「ODCAW2」の販売を今月から開始する。同ソフトの販売にあたり、三菱電機インフォメーションシステムズ(笠井鯉太郎社長)、富士ゼロックス(有馬利男社長)と提携、両社のそれぞれの電子文書管理ソリューションに組み込んで販売する。

 「ODCAW2」は、ウェブ帳票などの電子ドキュメントの作成や配信、管理までを統合的に行えるソフト。ウェブ上でのPDF作成やプリンタへの直接印刷、作成したドキュメントのFAX送信、メール配信などができる。UNIXやLinux、ウィンドウズ、OS400上でデータベースと連動しながら、「いつ、誰が、どのような条件で」といったPDFの作成情報管理も容易に行える。

 ドキュメントのレイアウトを、独自のGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェイス)開発ツールで簡単に行うことができるのも特徴。テキスト、画像、バーコードなど、さまざまなコンポーネントをPDF内に配置し、制作中のドキュメントを確認しながら作成することができる。

 同社は、「ODCAW2」の販売にあたり、三菱電機インフォメーションシステムズ、富士ゼロックスと提携、それぞれのソリューションに組み込んだ販売で、拡販を図る方針だ。

 三菱電機インフォメーションシステムズとは、PDFの自動電子署名作成システム「Sighed PDF Server(サインド ピーディーエフ サーバー)」に組み込む。同製品は、電子文書の署名、検証処理を自動的に行えるシステムで、「ODCAW2」との組み合わせにより、自動的に電子署名の入った帳票作成が可能な電子認証システムを実現することができる。

 また、富士ゼロックスとは、文書管理ソフト「PrintXchange(プリントエクスチェンジ)」と連動することで、セキュアな文書管理環境を構築できるようにした。印刷物に透かしを入れることも可能。

 いずれのソリューションも、情報・データなどを「いつ、誰が、何を、どんな条件で、どんなフォーマット」で抽出したかなど、印刷および電子ドキュメントユーザー管理を徹底することができ、印刷、電子帳票の情報漏洩を抑止・追跡できる。

 里見社長は、「企業間でやり取りする注文書や請求書、企業内で回覧される稟議書、官庁や自治体に提出する申請書類など、業務処理を行うところに紙の書類が氾濫している。こうした定型の文書・帳票を電子化し、コスト削減や業務効率につなげることができる」と語る。

 電子商取引や電子自治体、企業内システムなどをターゲットに、パートナー企業、OEM(相手先ブランドによる生産)を通じて販売展開していく。また、今後は2社だけにとどまらず、販売代理店を数社増やしていく構え。 アドレスはhttp://www.opro.net/。