アルプスシステムインテグレーション(ALSI、大喜多晃社長)は、7月末に発売した情報漏洩防止ソリューション「ドキュメント・セキュリティ(DocumentSecurity)」の販売パートナーの拡充に力を入れている。その一環として、8月22日には、販売パートナー向けセミナーを東京・平河町(千代田区)の砂防会館で開催する。

 「ドキュメント・セキュリティ」は、社内からの情報漏洩を防止するための情報漏洩防止ソリューション。韓国のソフトキャンプが開発した製品で、ALSIが独占販売権を取得、日本語化を図ってきた。

 セキュリティポリシーや認証を管理する管理サーバーと、クライアント端末にインストールするエージェントからなり、価格は50ユーザーの場合でクライアント単価2万4000円、管理サーバー70万円。

 各ユーザーの権限、例えばどのレベルのドキュメントにまでアクセスできるかといったポリシー設定は管理コンソールで行い、端末のエージェントは起動した段階でそのポリシーを取得、その範囲内でドキュメントにアクセスできるようにする。

 設定できる機能と特徴は、①ユーザーごとに編集、閲覧、印刷、保存の許可・不許可の設定、②クライアントパソコンがドキュメントに行ったすべての行為の記録、③ERP(基幹業務システム)、グループウェア、文書管理システムなどとセキュリティシステムを連携できる「サービスリンカー」の搭載――など。

 さらに、作成ドキュメントを自動的に暗号化する自動暗号化機能も備えている。

 藤井善浩・ドキュメントセキュリティプロジェクトプロダクトマネージャーは、「これまでの情報漏洩対策ソフトは、暗号化とログ取得の2つが代表的だったが、それぞれに一長一短があった。当社の製品はこの2つの機能を搭載した上に、使用制限もきめ細かく設定できるようにした」と語る。

 先に開催されたネットワールド+インターロップ2003では公開デモを実施し、「予想以上の反響を得た。ユーザーは高度なセキュリティソリューションを求めていることを実感した。引き合いは非常に多い」(猪瀬森主・システム商品部マーケティンググループエンタープライズマーケティング)という。

 同社はこれまで教育界向けなどには販売ネットワークをもっているが、企業向けセキュリティソリューションを発売するにあたり、新たに販売パートナーを募集する。

 8月22日には、東京・平河町の砂防会館で販売パートナー向けの無料セミナーを開催する。

「セキュリティに関心をもっているシステムインテグレータには絶好の商材。セミナーではパートナープログラムの説明などを行う」(猪瀬氏)という。

 初年度6億円の売り上げを目指している。