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ソリマチ 消費税改正に向け、ソフト一新 「王シリーズ」で本格展開

2004/01/05 20:19

週刊BCN 2004年01月05日vol.1021掲載

 ソリマチ(反町秀樹社長)は、今年4月に施行される消費税改正に対応し、パソコン量販店向けに主力会計ソフト「王シリーズ」を一新するなど、中堅・中小企業や個人事業者、農家向けの販売を積極的に展開する。同社は「小規模事業者にとって今回の税制改正は最大の関心事。総合力でこれを支援する」(木村浩・取締役営業統轄本部営業本部長)と、競合他社に先行して製品ラインアップを強化。量販店でのPOP掲示やチラシ配布、税理士などで構成する同社のネットワークプログラムを通じて中堅・中小企業に対し税制改正向けの販売を展開していく。

 量販店向けには、仕訳機能などを強化した「会計王」の新版「会計王5」(4万円)に、税務署提出用の消費税申告書(OCR用紙)を簡単に作成できる「消費税の申告王」(2万円)を搭載して同社の「創立50周年キャンペーン」として、昨年12月12日から3万円の特別価格で販売している。

 「会計王5」では、ユーザー登録したユーザーに無償提供される個人所得税確定申告ソフト「みんなの確定申告」とのデータ連動で、税務署提出用の確定申告書(OCR用紙)の印刷も可能だ。

 「王シリーズ」ではこのほか、中堅・中小企業向けに「キャッシュフロー計算書」など高度な集計・分析機能を備えた「会計王5PRO」も同時発売。消費税申告書機能に加え、各種集計表の作成もできる「消費税の申告王PRO」を搭載。最大3台のパソコンで同時入力したデータベースの一元管理など、対象が広がる消費税申告を支援する。また、販売・顧客管理に特化したソフト「販売王5」「販売王5PRO」も、消費税改正の総額表示などに対応した新版をリリースしている。

 「会計王PRO」は、「中堅・中小企業の法人向けとして、当社では新たな市場を開拓できる」(木村取締役)と、同社が税理士や公認会計士らの事務所約600か所と進める経営コンサルティング支援のネットワークプログラム「SAAG(サーグ)」のメンバーに同ソフトを提供し、SAAGを通じた顧問先企業への販売を開始した。

 一方、同社が注力する分野であり、今回の消費税改正で日々の帳簿記帳が必須になる農家向け新版ソフトとして「農業簿記V6」と「農業日誌V6」も出荷を開始。対象となる農家約17万件に対し、両ソフトを合わせ12万7500円を9万円の特別価格で販売している。

 木村取締役は、「消費税改正ソフトは競合他社との差別化が難しい。だが、量販店やSAAGを通じた販売、素早い対応版の販売で他社をリードしたい」と、今後1年間を「勝負の年」として消費税改正に焦点を当てた営業を進めていく方針だ。
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