BSLシステム研究所(小野秀幸社長)は、業務ソフトウェア会社で初めて、訪問介護ビジネス向け低価格ソフトを発売する。このほど介護ビジネス向けシステムのユニコン(鶴田真一郎社長)と提携し、直販で中堅・中小の介護事業者向けにヘルパーの給与管理ソフトを販売する。

 さらに需要が高まる中小企業・個人事業者向けの顧客管理ソフトの新版もリリース。現在、同社の業務ソフトは会計、経理、顧客管理などの関連ソフトを出し、累計18万社に導入されている。今回発売の両ソフトを足がかりに、今年度は20万社までユーザー数を増やすのが目標だ。
 同社が5月10日に発売した訪問介護業務向けソフト「給料らくだ3介護版」(5万2500円)は、ユニコンが出す「ユニケア訪問介護業務支援システム」の日常業務や介護保険請求など各機能に対応。同システムから出力したデータを「給料らくだ3介護版」に取り込むことで、ヘルパーの時給や日給計算、給与・賞与明細書などの作成が簡単にできる。

 同様の機能を持つ給料計算機能は、大手ITメーカーが病院システムに組み込み、単体でも販売しているが、「給料計算は1システムあたり10万円以上のものが多く、中堅・中小の介護事業者には手が出ない」(岡本真吏乃・経営企画室長)と、同社のソフトはヘルパーを含め従業員が10人程度の介護事業者が使えるソフトとして販売していく。

 同社によると、中堅・中小の介護事業者は全国に3万社ある。今年度は、1000本の販売を見込んでいる。今後同社は、給与分野だけでなく、「この市場の広がりをリサーチした上で」(小野社長)ヘルパーや被介護者の管理をする人事関連などの介護事業者向けソフトを開発する意向だ。