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リコー ITサービスをリコーテクノに集約 4年後に1000億円規模へ

2004/06/28 20:49

週刊BCN 2004年06月28日vol.1045掲載

 リコー(桜井正光社長)はこのほど、ITシステムの構築・運用サービス機能を子会社のリコーテクノシステムズ(RTS、川村收社長)に一本化し、ITサービス事業の売上高を2008年度(09年3月期)までに昨年度(04年3月期)の約2倍にあたる1000億円規模に拡大する。

 これまで、全国にあるリコーグループの総合販売会社や支店などが独自に展開し、重複していた機能を整理。ITサービス事業に関連する戦略の策定や商品企画などをRTSに集約した。6月28日からは、リコーITサービス総合メニューとして「ITキーパー」と名付けた新サービスを開始する。

 RTSはこれまで、シスコシステムズのIP電話システムとIBMのグループウェア「ロータスノーツ/ドミノ」と連携したシステムインテグレーションや、リコー製複写機やプリンタと企業システムを結ぶネットワークインテグレーションをメインに事業展開していた。

 ITキーパーは、システム、ネットワークインテグレーションの2分野に加えリコーの総合販売会社や支店などが持っていたノウハウを生かし、不正アクセス監視などの人材サービス、障害復旧などのサポート&サービス、文書管理コンサルティングなどのドキュメントサービスの3分野を含めた5分野で構成した。

 企業の規模やニーズに応じて5分野を組み合わせ、主に中堅・中小企業や大企業の事業所に需要を開拓する。今秋には、中堅・中小企業向けのITサービスとして、デジタル複合機やプリンタを含むネットワーク機器の設置と、ITインフラの運用・管理・保守を一括して請け負う低価格パックの提供も開始する計画だ。

 RTSの大橋三郎・取締役ITサービス事業本部長は、「企業向けにブロードバンドサービスが安く提供されるようになり、リコー製品を中心にした新たなニーズ、領域のシステムインテグレーションが増えてきた」と、ネットワークプリンタや管理ソフトなどのニーズが高まることからRTSにITサービス事業を集約した理由を説明する。

 ITサービス事業の営業とシステムインテグレーションは、RTSとリコーの総合販売会社が行うが、7月1日付で、宮城、愛知、広島、福岡の4県にある営業中心の支店を、それぞれ各県のシステムインテグレーション主体の総合販売会社に合併する組織再編を実施する。
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