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日本ユニシス .NETコンピテンシーセンター設立 システム構築サービス体制を強化

2004/07/26 21:03

週刊BCN 2004年07月26日vol.1049掲載

 日本ユニシス(島田精一社長)は、「マイクロソフト.NET」によるシステム構築サービス案件の増加と、多岐にわたる顧客の要望に迅速に対応するため、グループ内の横断的な組織である「.NETコンピテンシーセンター」を設立した。これにより、過去2年にわたり注力してきた.NETシステムインテグレーション(SI)サービスビジネスの体制をさらに強化していく。

 今回始動する「.NETコンピテンシーセンター」は、2002年7月1日に発足した.NET専任組織「.NETビジネスディベロプメント」を中核とし、日本ユニシス、日本ユニシス・ソフトウェア、ユニアデックス、および日本ユニシス・ラーニングの4社から構成される。

 4社は、「.NETコンピテンシーセンター」の活動を通じて、.NETによるシステムライフサイクルをトータルにサポートしていく。顧客は、大規模ミッションクリティカルシステムにおいても、より安心して.NETを採用することが可能になる。

 同センターの目的は、①要員リソースマネジメントの向上、大規模開発プロジェクトの迅速な立ち上げの実現、②ミッションクリティカルシステム構築技術の共有・専門化、③開発生産性のさらなる向上、工期短縮、④サービス品質の向上、⑤アーキテクトクラスの.NET技術者育成強化、⑥サポートサービス体制の強化、⑦高品質な教育サービスの提供──など。

 提供する主要ラインアップのサービスは、①XMLウェブサービス、②.NET開発方法、イージーオーダーフレームワーク、開発標準策定──など。

 なお、日本ユニシスでは、グループ内に800人を超える.NET技術者を抱え、04年度(05年3月期)の.NETによるシステムインテグレーションサービスビジネスで200億円の受注を目標としている。
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