インターネットインフラ関連事業を展開するグローバルメディアオンライン(GMO、熊谷正寿社長)は今年度(2005年12月期)、アクセスポートと協力して開始した総合検索情報サービス「9199.JP(クイックジェーピー)」事業を主力事業の1つに成長させる。プラグインソフトの導入を拡大してクイックジェイピーの年間のユニークユーザーを増やし、販促を重視する企業などにキーワードを拡販する。今年度は、同事業だけで売上高60億円を目指す。GMOは昨年10月、アクセスポートの筆頭株主である3721ソフトを子会社化。クイックジェーピーは今後、GMOが主導して運営する。

 クイックジェーピーは、アクセスポートが運営していた「ジェイワード(Jword)」をベースに、03年10月にGMOが子会社化したインターネットナンバーの数字入力で該当サイトにアクセスできる「インターネットナンバーサービス」と、GMOの「電話帳検索サービス」を融合させたサービス。インターネットエクスプローラ(IE)のアドレスバーに日本語か電話番号など数値を入力すると、複数サイトが同時に表示される。

 日本語の検索では、ヤフー!やエキサイトなど複数のポータルサイトや、クイックジェーピーに登録される約17万件の企業データの情報を表示する。また、日本国内約800万件の法人電話データやキーワードと関連する企業の電話番号や住所などの番号から、企業サイトにアクセスできる。

「電話帳サービスは他にも提供会社があるが、当社のサービスは、ホームページを持たない企業や事業所の住所・電話・地図情報も検索できるようにした」(楠雄司・9199推進統括本部統括本部長)と、他社との差別化を強調する。

 同社によれば、IEのアドレスバーから日本語キーワード検索ができるプラグインソフト(無料)のインストール台数はこれまでに約2000万台に達したという。

 これをさらに普及させユニークユーザーを多く獲得する。年間のアクセス件数を増やすと同時に、クイックジェーピーの検索でヒットするキーワードを有料で販売する。キーワードは固有名詞や一般名詞などで登録できる。

 楠本部長は、「販促を重視する中小企業などの法人にキーワードを年間販売する。企業にとっては、インターネットのドメイン購入と同じ感覚なので、一度登録すれば抹消する企業は少ない」と語る。

 GMOは1月、キーワード販売人員を昨年末までの約40人から約300人に増員、多くのキーワードを獲得して、同事業だけで年間売上高60億円を目指す。GMOの04年度(04年12月期)の売上高は220億円(連結)を見込んでいる。