【ソウル発】韓国パソコン市場で、熾烈な価格競争が続いている。2004年下期から始まった価格破壊は、今年も当分続くだろうと予想されている。

 デルは昨年末「Latitude D505」を99万9000ウォン(約9万9000円)で発売。韓国で初めて90万ウォン台ノートパソコン時代を開いた。この製品は14インチ液晶ディスプレイにインテルセレロン普及型CPU、無線LANカードを搭載している。しかし実際にはこの値段に付加価値税(10%)が付くので100万ウォンを少し上回る。

 三宝Trigemは「Averatec 5500」を付加価値税込み99万9000ウォンで販売、ノートパソコンの低価格競争に飛び込んだ。15インチ液晶にAMDのモバイルセンプロン2600+チップと256MB、40GBハードディスク、24倍速コンボドライブ、無線LANなどを搭載した。

 03年下期に韓国市場に進出した日本のソーテックも低価格ノートパソコン市場で頭角を現わしている。12.1インチ画面にAMD社のアスロンXP CPUとCD-RWを内蔵した「AL7180C」モデルを99万8000ウォンで販売している。ソーテック・コリアは早いうちに80万ウォン台、70万ウォン台のノートパソコンを披露する計画を持っており、韓国のパソコン業界に脅威を与えている。

 「100万ウォン」は消費者らが高価格製品と認識する心理的な基準。ノートパソコン市場でこの壁が崩されたため、急速に大衆化が進むと見られている。現在、韓国のノートパソコンはパソコン市場全体の20%未満、アメリカや日本に比べ普及率はかなり低い。

 デスクトップパソコン市場でも価格破壊は続いている。一部メーカーの場合、17インチ液晶モニタ付で99万ウォン台の製品が登場した。一方、三星電子とLG電子などシェアの高い大手企業はまだ高級仕様戦略を固守しているが、価格競争の進展により、これからの対応が注目されている。今年、韓国のパソコン市場は外資系メーカーと中小メーカーの低価格戦略により、シェアの順位が入れ替わるほど大きな変化が現れるのではないかと予想されている。
鄭載学(ジョン・ジェハク=BCNソウル特約記者)