【ソウル発】2004年韓国の携帯電話機市場は、三星電子から世界初の500万画素の機種が登場するなど、カメラ付き携帯電話機の画素数競争が中心だった。05年は携帯電話機をめぐるサービスの融合と輸出拡大が軸になると見られている。

 通信と放送、有線と無線、電話とゲーム機やテレビといった様々な端末を結合する実験が行われており、次々と商品化されていくだろう。

 特に衛星DMB(衛星モバイル放送)携帯、地上波DMB携帯、家の中ではKT(韓国テレコム)の固定電話機で屋外ではKTFの携帯電話に自動的に切り替わるワンフォン、CDMA移動通信と無線LANが1つになったスウィング携帯、血糖値測定携帯、動作認識、音声認識ゲーム携帯など知能型端末が期待されている。

 LG電子は今年上半期に、SKテレコムから出荷する世界初100万ポリゴンチップを搭載した横に折りたたむ3Dゲーム携帯をヒット予想商品として紹介している。電話として使う時は縦に、ゲームを楽しむ時は横に液晶を開いてゲーム専用機のように使えるデザインを採用した。また、人の動作を認識し携帯を右に傾ければゲームの中のキャラクターが右に移動し、左に傾ければ左へ動かすことができる。

 ペンタック&キューリテルも今年ゲーム携帯に注力している。LG電子より先に、このほど世界初の動作認識機能を搭載した「動作認識レジャー携帯(PH─S6500)」をSKテレコム用に出荷した。メガピクセルカメラとMP3、モバイルバンキング、GPSを基本搭載した先端マルチメディア携帯で、上下・左右に動くとその動作と方向を感知する6軸センサーが、歩いたり走ったりする速度はもちろん、エネルギー消費量と距離も教えてくれる。

 また、動作認識3Dゲームとして携帯を手で握って振りながら強弱を調節して楽しむ釣りゲーム、自動車を運転するレーシングゲームなど2種類の3Dゲームが内蔵されているのでいつでもどこでも迫力のあるゲームを楽しめる。

 KTFは、物体の動作を認識しデジタル情報に変換するマップ(MAP)という外装型動作認識チップを、携帯のUSBでつないで利用する「モーションパック」サービスを提供している。携帯電話機を上下左右に動かす時の方向、速度、力など物理的データを自動認識しゲームを操作できるのが特徴。

 三星電子は人の動きをより正確に認識し作動する動作認識携帯を3月にも発売する予定だ。連続動作認識でゲーム以外に携帯電話を下から上に2度振るとスパムメッセージ削除などのメニューを選択できる。さらに携帯を持った手で空中に文字を書くとボタンを押さなくてもそのまま文字が入力される機能も搭載。音声を文字に変えメッセージを送信するSTT(スピーチツーネクスト)機能に続く新しいコミュニケーション技術として脚光を浴びている。
趙章恩(チョウ・チャンウン=ITジャーナリスト)