組立パソコン用パーツのディストリビュータであるユニティコーポレーション(王夢周社長)は、法人向けビジネスの拡大を図る。ベアキットPCなどを中心にパソコンパーツを組み合わせてパソコン本体として販売するほか、中堅・中小企業を対象に社内システムの構築を含めた“ビジネスソリューション”を提供。現段階で30%程度の法人ビジネスの売上比率を2年以内に50%まで引き上げる。

 そのため同社ではシステムインテグレータ(SI)などとの協業で新規顧客を開拓していく。「パソコンおよびシステムを開発して欲しいと依頼してくるOEM先とのアライアンスを強化する」(川崎兵庫・営業部長ASUS担当役員)ことでパートナー数を増やしていく。企業向けパソコンやサーバーなどの自社ブランド「ワングッド」も拡販していく。

 同社の主力ビジネスは、売上全体の70%を占めるパソコンパーツのディストリビューション。ASUSTek(アサステック)製マザーボードを中心にパソコン専門店やパーツ専門店などに製品を卸している。最近はショップの価格競争が激しくなっており、「パーツの卸で利益を高めていくことが厳しくなっている」(川崎営業部長)という。このため、法人向けビジネス強化による利益確保が最大の狙い。

 量販店への卸では、「パーツのなかで粗利率が比較的高いベアキットPCの拡販に力を注ぐ」ことを掲げる。6月からアサステック製ベアキットPCのラインアップを拡充する計画。複数の家電量販店から1か月平均で3000台程度の受注があるBTO(注文生産方式)パソコンも「引き続き力を入れていく」方針だ。