【ソウル発】世界シェアトップのフラッシュメモリ型MP3プレーヤー「アイリバー」を製造販売している韓国レインコムはこのほど、5種類の新製品を発表した。単3電池1つで53時間連続再生可能、6万5000色の1インチCSTN液晶画面を採用し1週間で1万台の予約販売記録を達成した「T10」、マイクロソフトのビル・ゲイツ会長兼チーフソフトウェアアーキテクトが高く評価した「H10」に続く「U10」、「T20」、「T30」が披露された。特にU10はアイリバーの今年最大の野心作といわれるもので、画期的なデザインが売り物だ。

 U10はスイッチやボタンをなくし、2.2インチのTFT液晶画面がコントロールキーになる「ダイレクトクリック方式」を採用している。思うように操作できなかったタッチスクリーンとは違い、画面そのものが下へ押されボタンを押すのと変わらない感触。白い本体に黒い液晶のスリム型で、音楽再生、ラジオ受信、動画再生のほか、世界で唯一FLASHファイルも再生でき3Dゲームにも対応している。

 フラッシュメモリ型MP3プレーヤーのなかでは最も画面が大きいため、クレードルを付けるとまるで超小型テレビのように丸くてかわいい。512MBと1GBタイプがあり8月の発売予定だ。

 レインコムの楊準(ヤン・ドクジュン)社長は、「UはユーターンのUであり、原点から考え直したいという意思を反映した。今後もアイリバーはデジタルを変化させる先駆者になりたい」、「U10はMP3プレーヤーの概念を変えた画期的な製品であることに意味がある。これからのアイリバーはU10を基本モデルにしていく」と強調した。

 T20とT30はそれぞれビジネスマンと大学生がターゲット。シルバー系のメトロルックスタイルで、USBがスライド式になっている。記憶容量は256MBから1GBまで。また49.5gと軽く、首にかけても負担がない「H10ジュニア」も8月24日の発売予定となっている。内蔵リチウムポリマーバッテリーで最大37時間再生可能、テキストビューワ、イメージ(JPEG)ビューワ、時計、FMラジオ予約録音機能も搭載している。記録容量は512MBから1GBまでとなっている。
趙章恩(チョウ・チャンウン=ITジャーナリスト)