日立情報システムズ(堀越彌社長)は、情報セキュリティ対策を自動化するオリジナルのソフトウェア「SHIELD/ExLink(シールドイーエックスリンク)」と連携して動作するセキュリティ製品を、今年度(2006年3月期)中にも2-3種類追加する方針だ。シマンテックのウイルス駆除ソフトなど、すでに8種類のセキュリティ製品との連携を表明しており、自動化ソフトウェアとしてのシェア拡大に力を入れる。年内をめどに日立情報システムズが運営するデータセンターと連携した新しいサービスの開始も検討している。

 ExLinkシリーズでは、すでに連携を実現している日立製作所の統合管理システム「JP1」などに加えて、今年10月にシマンテックのウイルス駆除ソフト「シマンテッククライアントセキュリティ」とも連携することで、全部で8種類のセキュリティ関連製品との連携を実現する。

 今年度中には、これらに新しく追加して2-3種類のセキュリティ製品との連携を図る。情報セキュリティ製品と積極的に連携することで、自動化ソフトの「ExLinkシリーズの販売増」(日立情報システムズの本川祐治・ネットワークソリューション本部セキュリティソリューション部部長)に結びつける考えだ。

 日立情報システムズがメインターゲットとする中堅・中小企業では、さまざまなセキュリティ製品を複合的に組み合わせて運用できるシステム管理者が少ないため、セキュリティ製品を導入してもうまく運用できないケースがあった。これを解決するために開発したのが複数のセキュリティ製品を人手をかけずに管理できる自動化ツールExLinkシリーズ。

 今年1月に出荷を始めたところ、顧客企業からの反応は良く、今後は対応するセキュリティ製品を順次増やすことでさらに完成度を高める。

 ExLinkシリーズは、顧客先で独立して稼働するシステムだが、年内をめどに日立情報システムズが運営するデータセンターと連携した新しいサービスの開始を検討している。データセンターと連携することで、ExLinkシリーズに最新のセキュリティ関連情報を随時アップデートし、実際にセキュリティ問題が発生した時、より確実に対処できるようにする。ExLinkシリーズは、もともと自律的に各種セキュリティ製品を制御する自動化機能があるため、問題発生時にデータセンターと通信が途切れても、単独で機能し続ける特徴がある。

 対応セキュリティ製品の拡大やデータセンターとの連携などの機能強化を進めることで、ExLinkシリーズは今後3年間で累計200システム、15億円の受注を目指す。