トレンドマイクロ(エバ・チェン社長兼CEO)は、従業員100人以下の中小企業の顧客開拓を目的に、このほど中小企業を主要顧客とするITベンダー向けのセミナーを全国規模で開始した。8月末までの予定で行う。

 トレンドマイクロのパートナーになっていないITベンダーを対象としたセミナーで、製品の機能や技術情報、パートナープログラムの内容を説明。製品の優位性やパートナーになるメリットを認知・理解してもらうことで、各地域のITベンダーをパートナーとして新たに迎え入れることが狙い。

 セミナーは、北海道から九州まで主要都市以外でも開催し、全国40か所におよぶ。予想参加者は1000人を超える見込み。「全国40か所におよぶ大々的なセミナーは今回が初めて」(安元正和・エンタープライズ営業統括本部ストラテジックマーケティンググループセグメントマーケティング課マネージャー)という。

 「100人以下の企業では情報システムの専任担当者がいない場合が多く、(クライアントに)セキュリティソフトを最新の状況で利用している企業は半分以下」(同)と見ており、「クライアント向け以外の製品ではほとんど導入は進んでいない」と分析し、潜在需要がまだ十分にあることを強調している。

 そのうえで、「地場のITベンダーは、各地域の中小企業からの信頼が厚い。中小企業の開拓には、地場のITベンダーとのリレーションが重要と判断した」と、セミナー活動を開始した理由を説明している。

 地方のITベンダーは、「情報提供などメーカーから十分な支援を受けていない」(安元マネージャー)との考えで、地方のITベンダーとも積極的に支援体制を構築することで、全国の中小企業の顧客獲得を進めていく。