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中国政府のソフト調達 外資からの購入も可能に

2005/08/08 21:48

週刊BCN 2005年08月08日vol.1100掲載

 【上海発】中国政府はこのほど、ソフトウェアの購入にあたり、これまでの国内企業のみからの購入規制を外し、外資系企業からの購入も認めることを発表した。米国商務部では、「これで中国市場への参入ができ、毎年80億ドルの売り上げが見込める」としている。併せて、海賊版の取り締まりの強化も中国政府に求めた。

 中国情報産業部が3月に発表した報告によると、2004年に中国政府機関がオフィスソフトに使った費用は総額2億5000万人民元(約32億5000万円)で、このうち国産は6120万元(約8億円)と全体の24%にとどまる。残り76%は外国製ソフトが占めており、今回の措置によって政府機関へのソフトの販売参入が可能となる。
花村直子(インベスネットワークテクノロジー、http://www.inbess.com./
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