マカフィー(加藤孝博社長)は、従業員10人以下の中小企業開拓を強化ポイントに置き、3つの販売チャネルでアプローチする方針を固めた。

 今回採用するチャネルは、(1)パソコンショップでのパッケージ販売、(2)中小企業に強いシステムインテグレータ(SI)経由の販売、(3)ISPとの協業によるインターネット接続サービスとのセット販売──の3つ。これらを中小企業開拓の切り札として、潜在需要の掘り起こしを図る。

 ショップでは、個人向けに提供するセキュリティソフトの5ユーザーおよび10ユーザーパックモデルを、ショップの法人コーナーで拡販する。一方、SIチャネルでは、ASP(アプリケーションの期間貸し)型外部アタック防止サービス「マネージドウイルススキャン(MVS)」を中小企業向けビジネスの中心商材とし、全国に営業拠点を持つ大手ITベンダー経由で販売する。「MVS」の販売では、リコー系保守会社のリコーテクノシステムズ(RTS)が高い実績を挙げているという。「MVS」を精力的に販売しているパートナーは、現在RTSのほか5-10社だという。

 ISPとの協業では、「MVS」を月額などで利用できる仕組みを年内にも作成する。ISPのインターネット接続サービスとセット販売したい考えで、各ISPとアライアンスを確立し、インターネット接続サービスのオプションサービスとして「MVS」を組み込む戦略だ。「10人以下の中小企業は、自社でサーバー運営しているケースは稀。ISPのホスティングサービスなどを活用している場合が多い」(加藤公康・営業統括本部コンシューマ/SOHO企画推進本部本部長)との分析から、ISPとの協業に力を入れることにした。

 「MVS」は、ウイルス検出・駆除のほかスパイウェアやバッファオーバーフロー対策なども施せるASP型サービス。「サービスの更新比率は90%以上で、全ユーザーの80%以上が25人以下の中小企業」(加藤本部長)だという。