大阪府は、近畿の府県としては初めて府税滞納処分で差し押さえた動産のインターネット公売を実施する。インターネットオークション運営のヤフー・ジャパンと提携し、自動車やパソコン、絵画など19点を公売する。公売への参加申し込み期間は9月6日午後5時までで、8月30日に下見会を開催したうえで、9月12日午前10時から14日午前10時まで入札を受け付ける予定。今後も動産のインターネット公売を順次行う一方、来年度以降は不動産のインターネット公売も検討していく方針。

 自治体によるインターネット公売は、東京都が昨年7月に第1回を実施。東京都ではこれまでに5回実施したほか、広島県や香川県、福島県喜多方市も東京都の日程に合わせる形で1回実施している。

 大阪府では、府税滞納者に対する差し押さえは不動産を中心に実施。動産については、公売の買い受け希望者を広く募ることが困難だったため、積極的に対象とはしてこなかった。しかし、インターネットオークションにより、買い受け希望者に広く告知できるようになったため、今回実施することにした。

 公売予定品目は、1996年初度登録のトヨタ自動車のセルシオ(見積価格16万円)やデスクトップ型パソコン11台(同2万1500円から4万4300円)、絵画7点(同800円から2万4000円)など19点。日程は、東京都の第6回公売に合わせる形で、大阪府のほかにも北海道が初めて実施する。

 大阪府では、今後も動産のインターネット公売を実施していく方針で、滞納処分として動産の差し押さえも行う考え。さらに、これまで事業者向けに実施してきた不動産の公売や情報提供についても、インターネットを活用することで、買い受け希望者の拡大を図ることにしている。インターネット公売の形を採るかは未定だが、来年度にも着手する方針だ。