日立製作所(庄山悦彦社長)は、今年4月にブログシステムのラインアップを揃え本格販売を開始してから、「4-7月の4か月の間に100から150件の引き合いがあった」(松本匡孝・コラボレーションウェア設計部BOXERグループグループリーダ・技師)ことを明らかにした。予想以上の反響に手ごたえを感じており、今年後半から本格的に普及が進むとにらんで「今後はコンサルティングなどの強化」(同)を検討するなど、事業強化を図っていく。

 ブログシステムの構築は、既存システムとの連携やストレージなどトータルでの提案ができることから、ITベンダーとしての強みを発揮し、「ブログの導入と合わせてシステムの販売」(同)も見込めると期待している。導入実績は明らかにしていないが、「引き合いの大半が大企業」(同)で、業種別では金融関係からの引き合いが多いという。現在、主な販売ルートは直販となっているが、約20社の販売パートナーによる間接販売も行っている。

 同社は昨年8月に「BOXERイントラブログ」の販売を開始し、その後、今年4月からブログサーバーソフト「BOXER/iBイントラブログサーバ(アイ・ビー)」、ウェブ型RSSリーダーソフト「BOXER/Sonar RSSクローラ&リーダ(ソナー)」の販売を開始、ラインアップの強化を図ってきた。

 アイ・ビーは、社員ブログが簡単に立ち上げられるなど社内の知識資産を一元管理できる。また、ソナーは社内ブログだけでなく、ニュースサイトや社外ブログなどインターネットの情報を自動的に収集できる。これらの製品群を「企業の競争力強化のためのナレッジマネジメント」(同)に生かせるツールとして訴求し、トータル提案を強みに差別化を図っていく。