【ソウル発】韓国のインターネット接続サービスの国際化が着々と進んでいる。国境を越えて、海外でもまったく同じサービスを利用できるインターネット接続ローミングサービスの活用が拡がっている。韓国最大の通信事業者であるKTは、このほど米国のインターネットローミングソリューション会社であるiPassと提携し、10月から韓国国内で無線インターネットローミングサービスを開始すると明らかにした。

 今回KTが明らかにしたローミングサービスでは、iPassに加入している世界各国の会員が韓国を訪問した際に、KTの無線インターネットサービス「NESPOT(ネスポット)」を利用できるようになる。iPassサイトから別途接続プログラムをダウンロードして自分のノートパソコンにインストールするだけ。現在、KTが保有しているNESPOTのホットスポットは全国に約1万4000か所あり、年末までに1万7000か所に拡大する計画だ。韓国は世界で最もホットスポットが多く設置されている国で、KTは単一会社では最も多いホットスポットを保有している。韓国を頻繁に訪れる海外ビジネスマンらには朗報となるだろう。

 一方、KTは昨年末からやはりiPassと提携し、韓国顧客らに海外インターネットローミングサービスも提供している。無線LANはもちろん、イーサネット、電話接続など多様な方法で、海外からも韓国国内とまったく変わらない環境でインターネットが利用できる。接続可能地域は150か国・地域に達している。

 KTの関係者は、「日本ではNTTがiPassに加入しているので、日本出張の時にはNTTの無線LANサービス地域からインターネットを利用できる」としており、「サービス可能地域はiPassホームページから検索できる」と話す。

 KTは日本の他にも英国(BT)、米国および欧州(T-Mobile)、中国(CNC)、シンガポール(スターハブ)、オーストラリア(テルストラ)などを通じて10か国1万ホットスポットからローミングサービスを提供する計画だ。特に企業顧客の場合、オーダーメイド型セキュリティサービスが追加提供され、海外から安全に接続することが可能になる。
鄭載学(ジョン・ジェハク=BCNソウル特約記者)