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日本ユニシス情報システム ブログツールのASPサービス開始 中小企業からの引き合い増加

2005/09/05 12:36

週刊BCN 2005年09月05日vol.1103掲載

 インターネットサービスの日本ユニシス情報システム(加藤裕之社長)は、このほどドリコム(内藤裕紀社長)が開発したビジネスブログツール「ドリコムブログオフィス」のASPサービスを開始した。販売開始後、大企業からの反響が大きいことに加え、10ユーザーまでは月額4200円で利用可能な低価格が魅力となり、中小企業からの引き合いも増え、すでに「数社に導入した」(谷田部皇緒・インターネットビジネス部INET企画サービス室リーダ)という。

 日本ユニシス情報システムでは、今後もドリコムと共同でプロモーションを行うなど、販売を強化していく。来年3月をめどに、「ウェブサイトをブログ化できるサービス」(谷田部リーダ)の開始も検討しており、継続してサービス拡充を進める。

 同社が、ブログツールの販売に着手したのは、運営するISP(インターネットサービスプロバイダ)「U-netSURF(ユーネットサーフ)」会員からのブログに対するニーズが高まったため。昨年9月頃から販売開始に向けた検討を続けた結果、ドリコムとの提携を決めた。

 ブログの販売は、当初は会員向けサービスの拡充として考えていたが、会員以外からの引き合いも多く、「ブログを契機にU-netSURFの新規会員の獲得にもつなげる」(谷田部リーダ)という狙いもある。

 現在、同社が販売しているビジネスブログ「ドリコムブログオフィス」は、効率的な企業内コミュニケーションを目的としたサービス。顧客からの問い合わせや商談のなかで、「ブログがメールの予備媒体として有効であることや、情報の蓄積によって企業活動のログが取れる利便性がようやく認知されつつある」(同)として、ビジネスブログの拡販に力を入れていく方針だ。
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